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マーケティングのノウハウを蓄積/共有するための仕組み

はじめに

こんにちは。マーケティングディレクターの山本です。近年、エムハンド
のマーケティングサービスは「Web集客/Web採用コンサルティング」としてブラッシュアップしました。これによりサービスを提供するマーケティングディレクターの対応領域が大きく拡張され、求められるノウハウの幅も広がっています。そこで取り組んでいるのが体系的にマーケティングのノウハウを蓄積し、共有できる仕組みの整備です。今回は、マーケティングのノウハウを業務の中で蓄積・共有していくための仕組みについて、セクションチーフの山根さんに紹介していただきます!

 

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エムハンド マーケティングディレクターセクションチーフ
山根 淳

Web制作会社に勤務の後、独立期間を経て、建設会社に就職。インハウスマーケティング担当としてWebサイトのディレクションやマーケティング業務に携わった後、より多くの業種業界との関わりを求めてエムハンドに転職。現在6年目。

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01.マーケティングサービスについて

まずはマーケティングディレクターの業務内容の中心となるクライアントを支援するためのマーケティングサービスについて紹介していきます。

Web集客/Web採用コンサルティングサービス

Webサイトを通じた集客、採用強化を目的として、実数値・データ値の解析を元に、広告やSEO、SNS、メディア対策からサイトの改修・制作まで、あらゆる施策を立案・実施・検証してクライアントと伴走するサービスです。また、クライアントのご要望に合わせて、広告やSEO対策、SNS対策などの単一施策での運用代行業務も一部請け負っています。

https://m-hand.jp/service/consulting/

 

包括的なサービスを提供するためにはノウハウが必要

このサービスを提供するためには、立案・実施・検証すべてのフェーズでのマーケティングのノウハウを身に着けておく必要があります。立案フェーズでは目的や効果に適した施策の選択、実施フェーズでは運用方法、そして検証フェーズでは費用対効果の検証方法などが挙げられます。しかし、これらの最低限必要な知識だけでは不足しています。実際に施策を運用して効果検証した上での見解や、業界やサービスごとの市場感・ユーザー特性を踏まえた施策の選択など、知識+αの価値をクライアントに提供しなければなりません。そこでマーケティングディレクターチームでは、クライアント支援に必要となるノウハウをクライアント支援以外の業務である<社内対応>と<自社集客/採用>から蓄積できるようにしています。それぞれの業務内容と、ノウハウを蓄積していく仕組みについて紹介していきます。

クライアント支援を強化するための社内対応と自社集客/採用

 

02.社内対応業務

社内対応とは、エムハンド社内へ向けたマーケティングの知識の提供を指します。

主な業務内容

「マーケティングサポートも充実したWeb制作会社」として、エムハンドは新規クライアントへ提案し、集客や採用に強いWebサイトを制作・運用しています。そしてこれらを実現するために、マーケティングディレクターは社内のサポート業務を担っています。提案・制作・運用の各フェーズでの具体的な業務内容を以下に挙げます。

 

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提案|クリエイティブディレクターのサポート
・提案内容の立案サポート
・マーケティングサポート内容の考案、提案 など

制作|クリエイティブディレクター・デザイナー・エンジニアのサポート
・CV/SEO観点でのサイトマップやサイト構成作成のサポート
・CV/SEO観点でのデザイン、コーディングのアドバイス、サポート
・各種計測ツールの設定 など

運用|カスタマーディレクターのサポート
・カスタマーディレクターの顧客対応に関するサポート など

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社内対応のプロセスがノウハウの蓄積に繋がる

社内対応は、最終的にクライアントに提供されます。マーケティングの専門家として意見を求められる以上、無責任な対応はできません。案件ごとに課題も異なるため、社内で相談を受けたマーケティングディレクターはよく調べ、考えて回答を用意します。社内のWebサイト制作進行状況や相談規模にもよりますが、一人当たり少なくとも1日に複数回以上はこの社内対応業務が発生しています。このように、高い頻度で実際の案件ごとに異なる課題に対応することで、マーケティングの実践的なノウハウが蓄積されていきます。そしてこれらのノウハウを、マーケティングディレクターは自身が提供するクライアント支援のサービスへと還元していきます。そのため、社内対応は非常に重要な業務のひとつとして位置づけています。

03.自社集客/採用業務

自社集客/採用とは、エムハンドのWebサイトを通じた集客や採用効果を高めていくための施策の立案・実施、検証業務を指します。

主な業務内容

エムハンドのWeb集客やWeb採用に必要なあらゆる施策を立案し、実施、検証しています。

 

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Web集客/Web採用施策
・Web広告運用
・SEO対策
・SNS運用
・記事作成
・外部メディアサイト掲載に関する業務
・エムハンドサイト制作、改修にあたってのサポート など

Web集客/Web採用検証
・月次営業会議、広報会議の実施 など

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▼SNS運用例事例

 

 

▼記事作成事例

https://m-hand.jp/blog/customer-survey/

 

自社で蓄積したノウハウをクライアント支援サービスに還元

Webサイト制作サービスの集客/採用市場は非常に激しく、施策内容も常に工夫しています。また、問い合わせ数だけではなく、その後の受失注状況まで把握できるため、アクセスデータだけではない実情に基づいた非常に高い精度での施策の効果検証ができます。そこでマーケティングディレクターは、これらの自社案件で蓄積したノウハウをクライアント支援へと還元しています。一般論としてではなく実際の検証結果を根拠として、クライアントに施策を提案して運用して検証できるため、この流れは非常に強いと思います。仮にクライアントがエムハンドと大きく異なる業種・業態であっても、高い費用対効果が出た施策の本質を探り、形を変えて提供できます。逆にクライアントから「こういった施策を他社がやっているのを聞いたんだけど、実際どうなの?」と相談を受けた際にも、自社での検証結果があると即座に回答できます。施策の検証方法についても、自社の報告フォーマットをブラッシュアップしてクライアントに提供しています。

 

▼自社の報告フォーマットについての紹介記事

https://m-hand.jp/blog/report-form/

04.各個人のノウハウを共有するための仕組み

最後に、マーケティングディレクターが社内対応や自社集客/採用、さらにクライアント支援を通して蓄積ノウハウを、チーム内に共有する仕組みについても紹介します。

 

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ナレッジ共有シート
社内対応を通して蓄積したノウハウの共有です。社内からの質問や相談に対して、マーケティングディレクターが回答・対応した内容をシートにまとめています。特に類似ケースの対応の際に参考情報として活用できるようにしています。

打ち手会議
クライアントへのマーケティングサポートを提案する際にチーム内で開催している会議です。担当者が考案した施策に対して他のマーケティングディレクターがフィードバックし、提案内容をブラッシュアップをします。その後の提案の受失注に関わらず、継続的に会議を開催することでマーケティングディレクターの知見の幅を拡げていくことに繋がるため、必須で開催するようにしています。

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おわりに

マーケティングディレクターがクライアント支援のために必要なノウハウを業務の中で蓄積・共通していく仕組みを紹介しました。ちなみに、執筆者の山本は自社集客/採用を担当しており、実際に自社で検証した施策はすぐにブラッシュアップし、クライアントへ提供するようにしています。記事内でも紹介がありましたが、担当者個人としても自社案件を通じたノウハウの蓄積が、クライアント支援の質の向上に繋がっていると強く実感しています。今回のnote記事の企画・作成を通じて蓄積したノウハウもまた還元していきたいと思います。

 

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writer
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マーケティングディレクター
山本俊光 
@marketing_mhand

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弊チーム藤田さんのインタビュー記事も公開しています! マーケティングディレクター職に興味がある方は、あわせてぜひご一読いただけますと幸いです。

 

https://www.m-hand.co.jp/blog/marketing/interview-marketing-director-challenge/