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デザイナーからマーケティングディレクターへ/キャリアを変える「視点」と「挑戦」
はじめに
こんにちは! 株式会社エムハンドの広報チームです📢 弊社では昨年「マーケティングディレクター」という職種を新設し、現在も引き続き採用強化中です。今回はWebデザイナーからマーケターに転身した藤田さんにインタビューを行い、マーケターとしてどのような日々を送っているかをお伺いしましたので皆様にご紹介いたします。
藤田さんがマーケターとして担当したサイトはこちら👇
【WORKS】
— エムハンド 広報 (@mhand_PR) January 22, 2025
平岡特殊硝子製作株式会社https://t.co/NimJHtGPXo
産業・工業用の特殊硝子を製造・販売されている、平岡特殊硝子製作株式会社様のコーポレートサイトをリニューアルしました。#Web制作 #Webデザイン pic.twitter.com/o25ctlLtTb
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<今回の主役🎤>
・マーケティングディレクター 🦀藤田みなみ(@Minami_Md)
青森県出身。大学では油彩画を専攻した後、大手リユース企業に就職。オンラインでの販売促進に興味を持ったことからWebマーケターを目指すようになる。その後、広告代理店のWebデザイナーを経てエムハンドにマーケターとして入社。趣味は旅行、ゲーム、映画、カメラ、オカルト。最近行った旅行先は富山🦀
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目次
01.自己紹介
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<質問>
簡単に自己紹介をお願いします。
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🦀藤田:
マーケティングディレクターの藤田です。入社して半年になります。よろしくお願いいたします!
📢広報チーム:
よろしくお願いします! リユース企業勤務時代にオンラインでの販売促進に興味を持ってマーケターを志したとのことですが、具体的にきっかけを詳しく教えてください。
🦀藤田:
リユース企業で働き始めた当初は、実店舗のみでの販売だけでした。ただ、時代の流れやコロナの影響もあって、オンライン販売に力を入れるようになったんです。オンラインストアでの販売や、Instagramのライブ配信で販売するといった手段を取ってみたり…ネットコマースを使って自分たちで出品、発送などをしていたこともあり、次第にWebの販売促進というのに興味を持ちました。
📢広報チーム:
藤田さんがお勤めだったのは、某有名リユース企業ですよね! オンラインショップがあるのは知っていたのですが、Instagramでライブ配信なども行っていたのは知りませんでした! 実際オンライン販売に力を入れるようになってどうだったのでしょうか?
🦀藤田:
具体的な数値は出せませんが、実店舗に来られないお客様に商品を見ていただく機会が増えたので、売り上げは伸びました。そこから次第に興味を深め「そういえば、今やっているような【Webの販売促進】って、なんて名前なんだろう?」というのを調べて「マーケティング」というのを知って…そこからはマーケターになりたいと考えるようになりました。
02.前職について【Webデザイン領域からのキャリアチェンジ】
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<質問>
前職ではどのようなことをお仕事をされていたのでしょうか?
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🦀藤田:
先ほどのリユース企業を経て、スタートアップの広告代理店のWebデザイナーとして就職をしました。
📢広報チーム:
どのようなことをされていたのでしょうか?
🦀藤田:
1人目の担当者だったこともあり、Webに関することは全て私が担当していました。営業チームは別にあったのですが、そこから先の打ち合わせからデザイン、コーディング、公開作業までは、一貫して私でしたね。
📢広報チーム:
先ほどのお話だと「マーケターになりたい」とのことでしたが、マーケティングの業務ではなかったのですね。なにか理由があるのでしょうか?
🦀藤田:
当時の自分の市場価値を考えた時に「未経験」「30代」だったので、ストレートにマーケターにはなれないと思ったんですよね。なので、高校、大学と美術系を進んだ強みを活かして、まずはクリエイティブな領域からWebのキャリアを広げていこうと考えました。
📢広報チーム:
未経験からの1人目Web担当者って相当大変そうですが…。
🦀藤田:
そうですね…。リユース企業の時は体力的に厳しかったのですが、広告代理店の時は、誰にも聞けない環境だったことが、今思うとつらい環境だったかと思います。独学で進めて、いかにクライアント様の要望を叶えていくか…というのが大変だったなと思っていました。
03.応募しようと思ったきっかけ【きっかけは、シクミとシカケでした】
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<質問>
エムハンドに興味を持ったきっかけを教えてください。
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🦀藤田:
ウェブスタッフさんが開催されていた、「エムハンドのシクミとシカケ」を見たことで興味を持ちました。クリエイティブな仕事で利益を出す仕組みづくりをしていることに魅力を感じました。
▼参考:エムハンドの、未経験が育つシクミとシカケ(前編)
▼参考:本記事執筆者が当時のイベントを見ていた時の様子
https://note.com/lpncpn/n/n341aa443a599
📢広報チーム:
こちらですね👆 私も当時リアルタイムで参加したので、懐かしいです。 興味を持った背景について教えてください。
🦀藤田:
当時広告代理店で働いていたのですが「デザイナーって、赤字経営しているな」と思っていたんです。デザインにこだわってしまうと、工数とかそういう費用感を無視して時間をかけてしまうことがあって。ちゃんと利益を出していかなきゃ…って考えてる時期だったので、エムハンドの仕組みに魅力を感じました。
📢広報チーム:
特に興味をひく仕組みはなんでしたか?
🦀藤田:
クリエイティブの工数管理ですね。1時間を●●円として工数を考えていますってお話がセミナーのなかでありまして。リユース企業時代は店長として店の管理を行っていたのですが、その時の損益管理をしていた時の考え方と結構一緒だったんです。広告代理店のWebデザイナーをしている時は、「この1時間、いくらで働いているんだ?」というのが見えなかった部分があるので、参考にさせてもらいました。
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<質問>
応募当時の話を聞かせてください。
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🦀藤田:
ウェブスタッフの石川さんに「エムハンド受けたいんです!」って相談しました(笑)マーケターの募集もされていましたが、やはり未経験でしたので前職の経験を活かすことができるクリエイティブディレクターとして応募したんです。
📢広報チーム:
えー、そうだったんですね! 知らなかったです👀
🦀藤田:
面接が進む中で「マーケターとしてやってみない?」とのお話をいただけまして…未経験で活躍できるのか正直なところ不安はありましたが、挑戦してみたいという気持ちも同じくらい強く、「やります!」と答えました。
05.入社後のいま【マーケターの楽しい点、難しい点】
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<質問>
現在運用中のクライアント様について教えてください。
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🦀藤田:
士業のクライアント様に携わることが多いです。広告の運用が主ですが、最近ではWebサイトのアクセス解析などのご依頼もいただくので、Webサイトの改善提案や新たなマーケティング施策のご提案につながるように努力しています。
📢広報チーム:
具体的には、どのようなことをしてらっしゃいますか?
🦀藤田:
一例なんですけど、サイト公開から1年経ち、「そろそろSEOに力を入れたい」というクライアント様からのご要望を受け、現状のサイトを解析することがあります。年間のアクセス数や、ユーザーの動向をまとめたレポートをお出しする…っていうことが多いですね。解析レポートをもとにWeb会議でご説明させていただいて、「ここを改善すると、お問い合わせにつながりますよ」「競合企業様のケースでは、このような動画を配置していますよ」といったことをご提案します。クライアント様にご依頼いただいた場合、改善に向けたWeb施策を実行いたします。

📢広報チーム:
士業のクライアント様の場合、他の業種、業態のクライアント様と比べると何か違いがあったりするのでしょうか?
🦀藤田:
比較できる業種のクライアント様は多くないですが、費用対効果をより重視する印象があります。限られた予算で、最大の成果を出せるよう日々努めています。
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<質問>
デザイナーを経て、マーケ担当になってどうですか?
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🦀藤田:
デザイナーの経験が活かせているな…と感じています。LPのご提案から制作まで担当する場合もあるので、ワイヤーフレーム作成やコーディングの知識があることで助かっていますし、提案書はFigmaで作成していますが、過去の経験をもとにスムーズにできています。

📢広報チーム:
「LPのご提案~制作」も担当するとのことですが、ディレクターの役割を担うこともあるということでしょうか?
🦀藤田:
はい。マーケティングの面で考えると、LPと広告ってすごい密接な関係がありますので、LPのご提案とあわせて「広告もどうですか?」とお伝えすると、広告運用を考慮したLP制作をディレクターとして動くこともあります。
📢広報チーム:
マーケチームの方々は、皆さん、このようにされているんですか?
🦀藤田:
そうですね。Web集客の観点では、マーケティングとクリエイティブの連携が不可欠です。そのため、継続的なサポートが必要なクライアント様には、一貫した支援を提供しています。
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<質問>
マーケターになって「難しい」と感じている点を教えてください。
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🦀藤田:
施策に自由度があるため、本当にこの提案が最適なのか、実施してみないとわからないという点ですね。あとは、自分の考えを言語化するスキルが結構重要だと思ってはいるのですが、苦手で…。
📢広報チーム:
そうなんですか? 結構お上手な印象ですが👀
🦀藤田:
いやもう、語彙力が足りなくて悩んでいます。言語化する力はデザイナーであろうがマーケターであろうが重要なので、精進していこうと思います。
📢広報チーム:
確かに、言語化スキルはどの職種であっても必要なスキルですよね。先ほど「施策に自由度があるのが難しい」というお話でしたが、マーケターチーム内で相談しあったりすることはないのでしょうか?
🦀藤田:
個々で動いている部分は大きいですが、わからないことは即聞ける環境です。私はまだマーケターになりたてなこともあり、提案があっているのか確信が持てないところもあるので、チームの皆様にご意見をいただくための会議を開かせてもらうなどをして相談しています。
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<質問>
マーケターになって「楽しい」と感じている点を教えてください。
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🦀藤田:
1つとして同じ経験がないことが「楽しい」と感じる点ですが、特にクライアント様の課題をヒアリングしている時が1番です。クライアント様が会社の課題や背景を語っている時の熱意を感じて「何とか支援できないか」と思いますし、知らない業界を知ることは私自身の知見を広げるとともに「自分の力量を伸ばすチャンス」だと感じるからです。
📢広報チーム:
1つとして同じ経験がないとのことですが、マーケターだとヒアリングの後に提案などもされるかと思います。どのような指標で判断されているのでしょうか?
🦀藤田:
そうですね、クライアント様のマーケティング状況を十分に把握した上で、最適なご提案を行っています。例えばInstagramの運用をインハウス化したいっていった時に、会社のサイクル、仕事のルーティーンに入れ込む時にはどうしたらベストか…というのを、クライアント様ごとに考える必要があるかと思っています。クライアント様のビジネスモデルや組織文化を理解することが、最適な提案につながると考えています。
📢広報チーム:
具体的なデータを見て云々というよりかは、まずはクライアント様の実態に寄り添ってご提案しているということなんですね。
🦀藤田:
はい。外部のマーケターに依頼するということは、クライアント様の中で手が回ってない形が多いと思っています。負担を軽減しつつ、どうやって円滑に課題を解決していくのか…を考えてご提案していますね。
📢広報チーム:
具体的に「楽しいな」って思った瞬間のエピソードがあったら教えてください。
🦀藤田:
クライアント様と同じチームとして働けるのが楽しいと感じます。マーケターの方って、ちょっと怪しい人に見られてしまうこともあるんですよね(笑)なので、信頼してもらうためにはどうしたらいいんだろう…と、常に考えて行動していて。信頼感が生まれれば、同じ課題に対してどう解決していくのかを同じ目線で語りあえるので、そういうところが魅力的ですね。
06. エムハンドで実現したい「私」。
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<質問>
一年後に目指している状態を教えてください。
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🦀藤田:
実績を語れる人になりたいです。マーケターは何をやっていて、どんな成果を上げているのか見えにくい存在だと思います。自分のスキルを上げて利益を上げていくことも重要ですが、社内外にどんな活動をしているのかを伝えていくのも必要だと考えています。
📢広報チーム:
ここでいう「実績」とは、具体的にはどういったものを指しますか?
🦀藤田:
例えば、インスタの今のトレンドはこういうので、こういう業界の方がこういう投稿をしている方が多いです…など、自分の経験をもとに言葉にできるような実績ですね。具体的な事例を交えながら、説得力のある提案ができるようになりたいです。
📢広報チーム:
「実績を語れる人」になるためには、どのようにすればよいと思いますか? 「数をこなすぞ!」…といった感じでしょうか?
🦀藤田:
数をこなすこともですが、苦手なことを作らないっていうことが大事かなと思っています。
📢広報チーム:
藤田さんの苦手なものって何ですか?👀
🦀藤田:
SNSです(笑)プライベートでは全然やらない派で。
📢広報チーム:
えー、そうなんですか!? 藤田さんっておもしろい方なので、プライベートのアカウントでブイブイ言わせて、実はインフルエンサーなんじゃないかって勝手思っていました(笑)
🦀藤田:
今までは見る専だったので、これからはどんどんチャレンジしていこうと思っています!
📢広報チーム:
その他に、チャレンジしたいことはありますか?
🦀藤田:
そうですね、Web解析における「考える」という部分を苦手としているので、練習していきたいと考えています。解析と提案部分は好きなんですが、「この数値とこの数値を合わせて、何が起こっているんだ🤔」ってじっくり考えるのが苦手で…。
📢広報チーム:
「考える」ことが苦手だとのことですが、今はどのようにされているのでしょうか?
🦀藤田:
マーケチームに相談することもありますが、解析の本を読んでみたり、情報収集をしたり、知識を増やしながら行っています。
📢広報チーム:
ありがとうございます! 先ほど実績を「社内外」へ共有していくのが必要だとのことでしたが、どのようにして共有していきたい…などの、展望はありますか?
🦀藤田:
社外に向けてはできているかなとは思うのですが、社内に向けて「マーケチームはこういうことをしています」って社内広報するのが必要なのかなと考えています。マーケチームって広告だけをやっているのではなくて、クライアント様の課題に応じて最適なWebマーケティング施策を提供しているため、アプローチ方法も多岐にわたります。クライアント様に対して、同じ施策でもやり方を変えることもあるので、ディレクターの方にもっとマーケチームのことを知ってもらって「クライアント様の支援を任せよう」と選択肢にあがるようにしていきたいと考えています。
07. マーケティングディレクターの応募を考えている人に向けて一言
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<質問>
デザイナーからのキャリア転換を考えている人へ一言
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🦀藤田:
私自身、考えるより先に行動するタイプなので、ロジカルな考えは得意ではありません。ですが「人と関わることが好き」「何かに縛られないクリエイティブな仕事がしたい」といった想いがあれば、自分の得意分野でカバーできますし、チームで動けば支えあうこともできます。大切なのは、チャレンジする行動力。これさえあれば、何にでも挑戦できるはずです!
📢広報チーム:
デザイナーの方だとクリエイティブなことに興味があるかと思いますが、マーケターになってみて「あ、これってクリエイティブ👀」って思うのは、どんな時でしょうか。
🦀藤田:
私は提案を考えること自体がクリエイティブだと思っています。デザイナーの頃は、「クリエイティブ」といえば、LPやバナー、サイトデザインを制作することだと考えていました。いざマーケターになってみると、提案内容を考えるところが結構クリエイティブだなと感じました。クライアントの課題を解決するための、最適な「手法」をデザインする。それがマーケターのクリエイティブだと思います。
📢広報チーム:
デザイナーからマーケターになることの、メリットや優位性などがありましたら教えてください。
🦀藤田:
LPの提案をできるのが、知識があるからこそできる強みだと感じています。あとは、Webデザイナーの方だとコーディングができる方が多いですが、実はマーケターにとってもコーディングの知識は重要なんです。SEOの話になるとCSSやメタ情報が関わってくるので、エンジニア的視点が求められる場面もあります。そういった意味で、デザインの知識や経験は、マーケターとしての強みになっていますね。
📢広報チーム:
なるほど! デザイナーからマーケターになってみて、どんな考えを持っている人が「マーケター」に向いていると思いますか?
🦀藤田:
「ユーザーを知りたい」という気持ちがある人に向いていると思います。私はデザイナー時代、「サイトに訪れたユーザーは、どう動くんだろう」「サイトが公開されたけど、どういう結果だったんだろう」ということに興味を持っていました。そこから知識や分析力が欲しいな、と当時考えていまして。ユーザーの行動や心理に興味を持ち、その理由を深く探求したいと思える人…そんな人がマーケターとして活躍できると思っています。
おわりに
ここまで、デザイナーからマーケターに転身した藤田さんのことをご紹介いたしました。私の周りには「マーケター」を目指している人がいなかったので、「マーケター」になるために数年単位の計画を立てたとのお話を聞き、常に計画を立てて動くことが好きな人に向いている職種なのかな?…と個人的に思いました。デザイナーからのキャリアチェンジを考えている方や、今後のキャリアを模索中の方にとって、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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