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エムハンドのChatGPT利用ガイドライン
2023年に入って、一世を風靡しているAIシステム『ChatGPT』。
シンギュラリティの始まりだ..などと言われております。
弊社では、ChatGPTを業務効率化ツールとして活用するために、利用ガイドラインを策定しております。
今回の記事では、組織のナレッジ共有とAIシステムとの向き合い方についてまとめました。
何でも答えてくれます
01.利用目的
- 効率的な業務遂行
- クリエイティブなアイデア収集
- 制作技術のスキルアップ
02.職種別の利用シーン
Webディレクター
- Webコンテンツの調査や情報収集がよりスピーディーかつ正確に行える
- コンテンツの校正や改善が出来る
- コンテンツの企画やアイデア出しも出来る
- SEOやコンテンツマーケティングに関する情報収集にも役立つ
- Webコンテンツのタイトルやキャプション、キーワードなどの作成時に、より効果的な表現を生み出すことができる
- Webコンテンツの企画段階から顧客ニーズやマーケットトレンドを把握することができる
Webデザイナー
- デザインに関する情報収集がよりスピーディーかつ正確に行える
- 文章やコピーの校正や改善が出来る
- デザイン作業のアイデア出しにも活用可能
- 好きな素材用の写真を生成できる(他AIを使用したもの ※Midjourney)
エンジニア
- 複雑なプログラミングの問題解決において、より迅速な解決が可能
- 新しい技術やフレームワークを学ぶ際の情報源
- 特定のコーディングスタイルや設計パターンについて調査が容易
- リファクタリングやコードの最適化など、コーディングの改善が出来る
- プログラミング言語の文法や構文に関する質問にも答えられる
03.懸念点と注意点
- 費用面:「ChatGPT plus」の導入費用(月額20$)
- 機密情報漏洩リスク:セキュリティ対策が不十分な場合、機密情報の漏洩リスクがある
- プロンプトを適切に入れないと欲しい情報が出てこない
- AIによる誤解: 完全には理解できない文脈や専門用語に関して、AIが誤解を招くことがある
プライバシーとセキュリティについて
ChatGPTに入力された情報はシステム改善のために利用されることがあります。そのため、機密データや個人情報は入力してはいけません。また、入力した特定の情報を削除することも出来ません。
入力を避けるべき情報
- 個人情報
- クライアント・会社の情報
- 社外秘のプロジェクト情報
- クライアントとのやり取り・プロジェクトや会社名と紐づいた情報
- 開発ベースでの社外秘の情報
- 公開前のコード情報
- 公開後であっても、社外秘のソースコード情報はNG
04.プロンプトとは?
プロンプトとは、ChatGPTが応答を生成するための命令文のことです。
ChatGPTを活用するにはプロンプトによる「条件指定」がポイントです。
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「Garbage in, Garbage out」=ゴミを入れればゴミが出てくるというように、使える情報が出てくるよう、適切なプロンプトを入力することが大切です。
Webディレクター向けプロンプト例
Webデザイナー向けプロンプト例
Webデザイナー向けプロンプト例
05.おわりに
ご覧いただいた通り、ChatGPTは非常に便利なシステムではありますが、インターネット上にある膨大な情報を平均化してあくまで「それらしいもの」を出力しております。
よって、その出力された情報を決して鵜呑みにせず、最終的には自分自身の知識・経験から結論を出すことが重要になると思います。
以上、最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!