行ってみたい!現地に旅がしたくなる、ご当地紹介サイトの秘訣とは…?

まとめ記事

広告にはポスター、テレビコマーシャル、フライヤー、webなど様々な形がありますが、そのどれもが、テーマとなるモノやコトの魅力を伝え、見た人に最終的に何らかの「行動を起こしてもらう」ことを目的としています。

中でもwebは音や、動きの効果、ユーザーに合わせて変化するインタラクティブ性を持たせることができるようになり今までよりもずっと豊かに物事の魅力を伝えることができるようになってきました。そして今もその進化は続いています。

今回は、そのようなさまざまな表現が、人を動かす~旅に出させる、観光・プロモーションサイトをご紹介し、それらの共通点、デザインのポイントを考えていきたいと思います。

旅がしたくなるWEBサイト8選

オキナワーズ

01http://okinahours.com/ オキナワーズ

映像に合わせて流れる波の音、人々の生活音が沖縄の空気を運びます。沖縄情報が盛りだくさんのサイトなのですが、自然な音と、たくさんの写真で、見終わる頃には少しだけ沖縄で生活したことがあるような気持ちになりました。

ことログ

02http://www.kotolog.jp/  ことログ

シンプル。会員登録して、行きたいところ、行ったところを登録でき、旅行の夢が広がります。たくさんの小さなトピックスがずらりと並んでおり、気軽に気まぐれにいろいろ見てみるもよし、テーマごとにふるいにかけた一覧表示をフッターから選ぶもよし。まさに京都を散歩するかのように様々な京都情報をちょっとずつ、つまみながら楽しめるサイト。

鳥取美人物語

03http://www.uttori-tottori.jp/# 鳥取美人物語

女性をターゲットに「美人になれる旅」というテーマで観光プランを紹介しています。画面いっぱいにおすすめスポットの写真が広がるデザインや、季節ごと、地域ごとの具体的なプランが「行きたい」気持ちを盛り上げます。

OSAKA-INFO

04http://www.osaka-info.jp/jp/ OSAKA-INFO

大阪についての情報が隅々まで網羅されています。細かな情報が盛りだくさんなのですが、分かりやすいグローバルナビと、各ページでは余計な情報が目に入らないように気を遣った、すっきりとしたデザイン。欲しい情報に集中して閲覧できるサイトです。

新発見 絶っ景北海道

05http://zekkei-hokkaido.jp/ 新発見 絶っ景北海道

北海道のダイナミックな風景を文字通り360度全方位から見ることができるサイト。とにかく壮観で、こんな風景が日本にあるなんて!と驚くこと間違いなしです。サイト自体のデザインも、全て画像から見たいスポットを選べるようになっていて、北海道の風景を最大限活かしたデザインとなっています。

瀬戸内ファインダー

05-06http://setouchifinder.com/ja 瀬戸内ファインダー

瀬戸内海に面した地域在住のライター、地元住民、瀬戸内ファンからの情報発信サイト。対象の地域が広く、記事も多いのですが、検索機能が充実しています。

美咲町 イエローハッピープロジェクト

07http://misakikoufuku.com/index.html 美咲町 イエローハッピープロジェクト

「黄色」をキーワードに町おこしに取り組む自治体のPRサイト。黄色で統一されたかわいらしいデザインがとても個性的です。デザインの効果で、地域の活気、町おこしへの意気込みが感じられます。

軍艦島にて

08http://abstract.jp/gunkan/ 軍艦島にて

最後に圧倒的な存在感のあるwebサイトをご紹介します。軍艦島の写真以外はゆっくりと流れる文章と静かな音楽だけ。にもかかわらず、最後にはこの島に「行ってみたい」と思えてしまうのです。他のサイトのような、楽しさ、魅力、来てほしい、というアピールをするのではなくただ、歴史を淡々と語る。それだけでもここまで胸に迫るものを作れるということに驚かされます。

旅をしたくなるサイトの秘訣はコレ!

いかがでしたか。ひとつ一つのサイトはどれもその土地土地の魅力を反映していて個性的です。しかしそんな中でもいくつかの共通点が見えてはこないでしょうか。その共通点を押さえていけば、「旅をしたくなる」サイトの秘密に近づけるはずです。

内容について

■現地に行かなければわからない「生の」情報を載せる

今日の天気、どこどこの店がリニューアルした、等、その土地の今、を感じられる情報を盛り込みます。こういった生の情報は臨場感があり、直接その土地の空気を感じられます。また、更新頻度とも直結してくるので、そのサイトの活気、ひいては土地の活気まで伝えることができます。内容を更新し続けられるwebならではのコンテンツですね。

■現地の人なら見逃してしまいそうな小さなことでも十分面白い。

今回様々なサイトを見て新しく発見したのは現地にいる人たちなら見逃してしまうような細かい情報が面白いということです。例えばスーパーに日常的に売っているのだけれど、その土地でしか見かけない商品のことや、何気ない景色。これこそその土地ならでは。ガイドブックに載るような観光地のことだけではなく、現地の生活が感じられる「行ってみなくちゃ分からない」細かな情報は「行きたい」気持ちを生み出します。

このような魅力は、その土地に住む人、つまり宣伝しようとする人「クライアント」は気づいていない魅力であることも多いでしょう。制作側から小さな魅力をたくさん引き出していくことも必要ですね。

09今日の天気、そして、道を歩いていると出会うヒージャー(ヤギ)。これぞ生の情報ですね。 -オキナワーズ

■どうやったら行けるのか、アクセスや旅行のプランを具体的に

「行ってみたい」けど「どうやって行けば良いの?」では困りますよね。

アクセスや、旅行のプランといった情報は実際に「行きたい」気持ちを行動につなげるための架け橋となります。この部分を丁寧にサポート出来る情報を載せることで、ユーザーも実際に足を運ぶイメージがしやすくなります。

10時系列・地域別・季節別に旅行のプランを紹介しています。 -鳥取美人物語

デザインについて

■最大限に写真や映像の美しさを魅せられるデザイン

やはり感覚的にその土地の魅力を伝えてくれる写真や動画は観光サイトの主役となっていきます。写真や動画自体にこだわりを持った撮影が必要です。

そしてそれらの素材を十分に活かしきるデザインが必要になります。

具体的な手法はさまざまありますが、大きく見せる、何枚も見せる、マージンを広めにとって際立たせる、などが紹介したサイトに共通しているデザインです。

11写真そのものが見出しに-新発見 絶っ景北海道

■たくさんある細かな情報をさっぱりと見せる工夫

先に書いた、「生の情報」「小さな情報」はたくさんあればあるほどサイトが活気づいてみえます。が、細かな情報が増えれば増えるほど「見やすさ」も重要になります。写真と合わせて一覧にする、分かりやすいカテゴリ分けをする、など工夫が必要です。

紹介したサイトでよく見られたのは一記事につき一枚の写真がアイキャッチになったボックスが並んでいくデザイン。文字だけの一覧よりもずっと見やすく、興味を引きやすいデザインです。

11-04細かくカテゴリ分けされ、検索機能も充実しています。-瀬戸内ファインダー

■考えなくても欲しい情報にたどり着けるようなナビのデザイン

紹介したサイトで共通して注目したいのがグローバルナビのデザインです。

どのサイトも郷土愛に溢れており、情報盛りだくさん。しかし、不思議と乱雑さは感じられませんでした。ページごとのデザインが分かりやすかったのもありますが、一番にグローバルナビの分かりやすさ、があると思います。

「グローバルナビが分かりやすい位置にある、見やすい、デザイン」であること。そして「サイトの構成を把握しやすいボタンの並び方をしている」こと、は今自分がどこのページにいて、次に自分が行きたいページに行くにはどうしたらよいかということをユーザーに理解させてくれるため、安心してサイトを楽しむことができます。

12三つに大きく分けられたテーマがプルダウンメニューで細かく、分かりやすく展開します。-OSAKA-INFO

■トップのイメージやディティールで個性を

ここまで、紹介したサイトの共通点を挙げてきましたが、共通点が多くなれば、「似ている」部分も増えてきます。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますがサイトの構成や、見せ方など大きな枠は似ていると感じられるサイトもありました。しかし、メインイメージや、イラストやフォントなどのディティールでしっかりと脇を固め、それぞれの土地の個性を引き出しています。

最後に

さまざまな観光サイトを見て回った現在、まるで各地にほんの少しだけ旅をしてきたような気持ちで、実際に旅に行きたくなってうずうずしています。たくさんの情報をまとめて、豊かにその魅力を伝えて、人の心を動かし、そして行動まで起こさせてしまう、webデザイン。これからもその表現の幅は広がっていくことでしょう。私も早く、その進化に追いついて一人前のデザイナーになれるよう精進します!

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